新・認知症予防プロジェクト 思い出さん こんにちは ®
昨年1月1日、国は「認知症基本法」を施行しました。
その目的は、「共生社会」の実現を推進することです。
「共生社会」とは、認知症の人を含めた国民一人一人が個性と能力を十分に発揮し、相互に人格と個性を尊重しつつ支え合いながら共生する活力ある社会のことです。
私たちは「共生社会」を実現するには、令和元年6月に閣僚会議で決定した認知症大綱でうたわれている「認知症になるのを遅らせたり、進行を緩やかにする」予防を日常生活の中に取り入れることが大切だと考えます。
それではどのくらいの国民が認知症予防をしているのでしょうか。
民間の保険会社の意識調査によりますと、調査対象者の96%が認知症予防は大事だと考えているようですが、実際に実践している人は20%に満たないようです。
一方、予防してない人でも「自宅やオンラインで簡単にできるならやってもいい」と、やる意思を見せています。
一般的に認知症は脳が老化することが主な原因とされているようですが、「思い出」は劣化することなく脳裏に焼き付いているものだと言われています。
つまり脳は「思い出」が大好きなのです。
この特性に注目した私たちは「思い出」を書く、描く、語る、歌うで認知症予防を実現させたいと考えました。
新・認知症予防法「思い出さんこんにちは」の誕生です。
認知症になることに不安を感じている人はもちろん、軽度認知障害の人や認知症の進行を緩やかにしたい人まで、誰もが「思い出」と思う存分ふれあうことで認知能力の維持向上を目指していただきたいと思っています。
更には、認知症への理解を深めるためのコミュニケーションツールとして活用し、多世代交流・多世代共生を実現していただきたいと願っております。
“思い出さん こんにちは”とは、
思い出を描いたり
書いたりすることで老化する脳に刺激をあたえ、
認知症になるのを遅らせたり、
認知症になっても
進行を緩やかにする、
「認知症予防」を目的とした
印刷物や通信ネットワークの総称です。
思い出さん こんにちは®コンセプト

同世代ばかりでのつながりではなく、
多世代での交流を持ち、ともに生きていくことを基本にし、
その中で「思い出」を描き、書き出し、その「思い出」を語ったり、聞きあったりしながら、
さらに次の「思い出」を作り出してみませんか。
認知症
共生社会の実現を推進するための認知症基本法について
知っておきたい認知症の基本(政府広報オンライン)
若年性認知症ハンドブック(PDF形式)(社会福祉法人仁至会 認知症介護研究・研修大府センター)
認知症の人と接するときの心がまえ(厚生労働省)
成年後見制度
成年後見制度
認知症や知的障害等により判断能力が不十分な方々を保護し、主に法律面の支援を行うのが「成年後見制度」です。
支援の内容は、介護や医療のサービスの手続きなどを行う「身上監護」と、預貯金の管理などの「財産管理」の2つに大別されます。
成年後見制度は「法定後見制度」と「任意後見制度」の2つに分かれ、「法定後見制度」は判断能力の程度など本人の事情に応じて、「後見」「保佐」「補助」の3類型に分かれます。
「任意後見制度」は本人が契約の締結に必要な判断能力を有している間に、将来、自己判断能力が不十分になったときの後見事務の内容と後見する人を、自ら事前の契約によって決めておく制度です。
成年後見制度とは
任意後見制度とは
法定後見制度とは
市民後見人について
法人後見について