防災対応(避難所及び高齢者施設)

Disaster Prevention
毎年多くの火災や風水害、地震などの自然災害が発生し、多くの問題が引き起こされています。その中でも特に高齢者に関わる問題として下記の点が挙げられます。
・避難所における生活
・高齢者福祉施設での防災計画

避難所における生活

避難所では、多くの人が集まり、その中で生活をすることになります。避難先での生活は、心身に様々な影響を及ぼし、健康を損なうリスクがあります。また従来通りの避難所生活では、感染予防に必要なソーシャルディスタンスを確保することが難しく、濃厚接触の機会が多くなり、クラスター(集団感染)が起こる可能性が非常に高くなります。

食事やトイレ、お風呂などの衛生面、運動量など様々な問題が想定されます。それら問題を少しでも解消するべく避難所運営に携わる行政の避難所における生活環境の整備は努力義務になりますが、実際には被災当事者を含めた地域住民、施設管理者、自治体職員、また場合により外部から駆けつけたボランティアなどが連携して行います。そこで避難所運営に携わる者はもちろん、自主的に関わった避難者が運営主体となり行政などがそれを支援する形が理想とされるため平時よりの「避難所運営」を知ることが必要となります。
・避難所エキスパート養成講座
・東京HUG(避難所運営ゲーム)体験講習会
借り上げ福祉避難所(宿泊施設避難所)推進プログラム    

高齢者福祉施設での防災計画

高齢者は、自然災害での危険度が非常に高いことがわかっており、「災害弱者」とされていますが、高齢者が多く集う施設での災害対策が進んでいないことが大きな問題となっています。高齢者福祉施設の防災体制や設備を整備することに加え、有事における避難誘導や、職員や利用者、入居者への防災教育および避難訓練など平時で準備しておくことが必要になります。

・高齢者施設における防災講習 など